芸術論

芸術と脳科学の対話 〜 バルテュス+セミール・ゼキ

P8 バルテュス「(私は)芸術家ではありませんね、むしろ職人であると自分では思っています。 わたしの営みは、制作することに、かつて存在したが今ではもう誰にも分からないものを再び作り出すことにあります。わたしは自分を表現しようとしているのではな…

芸術作品が新たな伝統・規範を作るという話

モーツァルトの晩年の作品をこの上なく優れたものと判断するのは、たまたま人の好みという主観的なものではなく、規範的要請である。もしそう判断しない人がいれば、その人は悪趣味と批判されるべきなのだ。いかにしてかかる規範性が成立し得るのか? ただこ…