無限論の教室〜野矢茂樹

・「実無限」・・・無限のものがそこにあるのだと考える立場
・「可能無限」・・・可能性としてのみ考えられる無限。無限が完結した実在として存在するとは考えない


・可能無限の立場では、√2というのは数字ではない、と言います。√2というのは、各桁の数字をある規則によって導くことが出来る。その開平法につけられた名前こそが√2だ、というわけです。だから、可能無限の立場では、1<√2というような式は、「√2は1より大きい」と読むのではなく、「√2という方法で数を作れば、1より大きな数を作ることが出来る」と読む
http://blogs.dion.ne.jp/white_night/archives/9583949.html


・円周率πとはある複雑な規則によって導き出されるという仕組みを表す記号であり、3.14……と無限に続く数字が人間の手によって(スーパーコンピュータの手によって)発見される前からすでに決まっている、というふうには考えない
http://d.hatena.ne.jp/SuzuTamaki/20100512/1273661882