科学

オキシトシン

オキシトシン (Oxytocin, OXT, OT) は視床下部の室傍核と視索上核の神経分泌細胞で合成され、下垂体後葉から分泌されるホルモンであり、9個のアミノ酸からなるペプチドホルモンである (Cys-Tyr-Ile-Gln-Asn-Cys-Pro-Leu-Gly)。・ヒトにおいても対人関係や社…

不気味の谷

ロボットや他の非人間的対象に対する、人間の感情的反応に関するロボット工学上の概念。人間のロボットに対する感情的反応について、ロボットがその外観や動作において、より人間らしく作られるようになるにつれ、より好感的、共感的になっていくが、ある時…

概念から経験へ

アインシュタイン 「原理的な観点から見て、或る理論を観測可能な量だけに基づけようとすることはまったく誤っている。なぜなら実際はその逆だから。理論が初めて、何を人が観察しうるかを決定する」 ハイデガー 「実験物理学は理論物理学の基礎ではなく、そ…

生物と無生物のあいだ〜福岡伸一

・ウイルスは栄養を摂取することもなく、呼吸することもない。幾何学的な美しさを持っており、結晶化することさえできる ・単なる物質から一線を画している唯一の特徴が自己複製能力を持つところ。 ・DNAは二重螺旋の構造を持っており、対構造をしている。 …

無からの創造

時間も空間も物質もない「全くの無」から議論を始める現代の物理学者はライプニッツの問いを、「なぜ存在者があるのか、むしろ「無」があるのでなないか」と「無」を大文字にして読み替えたハイデッガーのほうに親近感をおぼえるかも知れない。なぜなら相対…

認識に関するベイトソンの指摘

我々がこの世界について手にする情報は常に何らかの解釈の結果であって、生のデータではない。例えばバラの赤という感覚情報であっても、それは我々の感覚器官による解釈の結果を受け取ったものである